第86回 皐月賞(GⅠ) ~まだバレていない中山巧者が世代の主役を奪う~
さあ、皐月賞です。
桜花賞が終わると、次は牡馬クラシック。
いよいよ本当に春の頂上決戦が始まるな、という空気になりますね。
今年も人気を集める馬は何頭もいます。
ただ、こういう年ほど怖いのは、みんなが見ている馬ではなく、まだ本当の強さがバレ切っていない馬です。
そこで今回の注目の1頭は、ライヒスアドラーです。
【中山1800m新馬戦で史上最速33.1 この時点で普通の馬ではなかった】
まず強く押し出したいのが、新馬戦のインパクトです。
ライヒスアドラーは、2025年9月14日の中山芝1800mでデビュー勝ち。
しかも上がりは33.1。
この数字、ただ速いだけではありません。
データ確認が可能な1980年以降で、中山芝1800mの新馬戦としては最速の数字です。
つまりこの馬は、デビュー戦の時点で、同コースの歴代水準でも抜けた末脚を使っていたわけです。
しかも内容も良くて、ただ後ろで脚を溜めて展開待ちをしただけではない。
好位で流れに乗りながら、最後に一気に突き抜けた。
皐月賞で問われる、中山向きの器用さと、勝負どころで抜ける決め手。
その両方を、初戦から見せていたのはかなり大きいです。
この馬は「中山が合いそう」ではなく、もうすでに中山で非凡さを証明している馬なんです。
【東スポ杯3着は見た目以上に濃い 3角の不利と直線の窮屈さがあった】
前々走の東京スポーツ杯2歳Sは3着。
着順だけ見れば惜敗ですが、この内容はかなり濃いです。
序盤は好位のインで流れに乗っていましたが、ペースが落ちたコーナーで位置を下げる形になり、そこでリズムを崩したのが痛かった。
さらに直線でも理想的に捌けたわけではなく、鞍上の佐々木騎手も「最後は、もう少し広いところに出してあげたかった」と振り返っています。
つまり、3コーナー付近からスムーズさを欠き、最後も万全の進路取りではなかった。
それでも3着まで持ってきた。
ここがこの馬の強さです。
完璧な形なら当然走る、ではなく、形が悪くなっても大きく崩れない。
クラシックで本当に怖いのは、こういう馬なんですよね。
見栄えのいい競馬より、壊れにくい競馬ができること。
ライヒスアドラーは、その資質をすでに見せています。
【弥生賞のS不利でも2着 皐月賞と同じ舞台で能力を再証明した】
そして前走の報知杯弥生賞ディープインパクト記念。
ここもまた、この馬を買いたくなる材料が詰まっていました。
佐々木騎手はレース後、「久々もあって思ったよりゲートを出られなかった」とコメント。
つまり、スタートで理想の形を取れなかったわけです。
それでも道中では折り合いを保ち、直線ではしっかり脚を使って2着を確保。
勝ち馬にこそ届きませんでしたが、皐月賞と同じ中山2000mで、入りを乱されながら結果を残した価値は大きいです。
多頭数の皐月賞は、きれいな競馬なんてそうそうできません。
だからこそ、少し噛み合わなくても上位まで来られる馬が強い。
ライヒスアドラーは、その皐月賞向きの資質を、前哨戦の舞台でしっかり示してくれました。
しかも、鞍上はまだ良くなりそうというトーンも残している。
完成前でこれだけ走れるなら、本番でさらに怖い存在です。
【不利もロスも飲み込んで走る だから本番で一番怖い】
ライヒスアドラーの魅力は、派手な戦績の見た目ではなく、レースの中身にあります。
新馬戦では、中山1800mで歴代級の33.1。
東スポ杯では、3コーナー付近で流れが噛み合わず、直線も理想どおりではない中で3着。
弥生賞では、スタートで後手を踏みながら2着。
つまり、この馬は毎回きれいな形で走れているわけではありません。
それでも、勝ち負けのところまで来る。
これが強い。
皐月賞は、ごちゃつく、ロスが出る、進路が難しくなる。
そういうレースです。
だからこそ、理想を崩されても戦える馬を狙いたい。
ライヒスアドラーは、まさにその条件に当てはまる1頭です。
まだ世間に完全には見つかっていないなら、なおさら面白い。
この馬は、まだ底を見せていません。
【人気の盲点なら 買わない理由を探す方が難しい】
正直、この馬は派手な看板で売れるタイプではないです。
でも、レースを細かく追えば追うほど、買い材料がどんどん増えてくる。
中山実績がある。
しかも、その中身が同コース新馬戦最速の33.1という強烈な裏付け付き。
不利やロスがあっても崩れない。
前哨戦で、皐月賞と同じ舞台を経験している。
そして、まだ上積みもありそう。
ここまで揃うと、人気の盲点ならむしろおいしい。
クラシックは、能力だけでなく、厳しい流れに耐えられるかどうかも問われます。
ライヒスアドラーは、その条件にしっかり当てはまる馬です。
今年の皐月賞で、私はこの馬をかなり強く推したいです。
【管理人の一言で言うなら 今のうちに見つけておきたい1頭】
こういう馬って、本番前はそこまで大騒ぎされないんですよね。
でも、本番が終わったあとに、「ああ、やっぱりあの内容なら来るよな」となる。
ライヒスアドラーは、まさにそういう匂いがする馬です。
新馬戦の中山内容。
東スポ杯の濃い3着。
弥生賞の立て直しての2着。
全部つなげると、この馬、皐月賞でかなり怖いです。
まだバレ切る前に、しっかりマークしておきたい1頭です。
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